墓場の漫画Digger

2010年05月20日

第8回「まさにイノベーション!クリエイター達の列伝」

何をやってもうまくいかねえ

オッス、俺服部!
俺、最近よぉ…何をやってもうまくいかねえんだ。
金はねえし友達はいねえし編集会議は落ちるし…毎日焦るばかりよ。
一体世の中どうなってんだ?!


今日はいつものHENTAI路線から趣向を変えて、そんな道に迷った若者達(主に自分)に送るクリエイター漫画を紹介だ!みんなもよぉ…本当は道、迷ってんだろ?




おそるべきゲームクリエイター達

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ゲームクリエイター列伝
平沢たかゆき
1998年12月発売 全2巻



一部では既に有名なこの漫画。
改めて読んでみると偉人達の凄さに元気が出ました。




その男、鈴木裕

ゲームといえば最近は全く疎いのですが、小学校〜中学の頃はそりゃあハマってましたそういえば。特に格ゲーでした。

僕が初めてゲーセンに行ったのは小3の頃で、確か格ゲーブームの始まった頃でストリートファイターUとワールドヒーローズTが大流行してたんですよ。いや、正確に思い出すとワールドヒーローズは大して大流行してなかったんですけど。

そして確か小5ぐらいの頃に出たのがバーチャファイター。




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そう、第一話の主人公は伝説的クリエイター・鈴木裕である。



1990年、当時としては革命的な超高速演算プログラムを必要とする3D格闘ゲーム・バーチャファイター。鈴木裕をリーダーとする開発チームの作業も難航を極めていた…。
大きな壁にぶち当たり徹夜続きでメンバー達の焦りやイライラも頂点に達する中、裕さんは…




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裕さんは夢で解決!



最近知ったけど脳の働き的にはこういう事も本当にあるらしいからあなどれない。
さすが裕さん、まさにドリームキャストである。

この後開発も無事進行し完成も間近となった頃、突然裕さんは
「これじゃ駄目だ。やり直してくれ」と謎のクレームをつける。

そして…




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ゆ、裕さん!?何をっ…





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裕さんのAM2研、最近ケガ人続出だぜ…!(ザワザワ)



そして社内ストリートファイトに明け暮れ、ボコボコになった開発者達はついに気付く。




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ゆ、裕さん…!!





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まさにイノベーション…ケンカ・イノベーションやで…!



そして周知の通りバーチャファイターは空前の大ヒット。
クリエイター達が歓喜する中、裕さんは…




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裕さんは既に中国の旅へ…!
マカロニ・ウエスタンばりの去り際の良さ。





他にもクリエイター達の苦悩とアイデア続出

第三話の主人公、ダービースタリオンを作った男・薗部博之。
みんなご存知の競走馬育成ゲーム、ダビスタである。




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馬が…好き…??何を言ってるんだ薗部さん…?



この発想から『血統』という要素を取り入れ、
SFCの発売で既に下火だったファミコン史上で大ヒットを生み出す。
発売直前に役員室で『こんなマニアックなゲームは商売にならん。ユーザーはもっと簡単なゲームを求めているんだよ』と説教されるのも屈指の名シーン。




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第四話、バイオハザードを作った男達。
みんなご存知の革命的勝因『映画的視点』をついに発見!





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こんな偉そうな下っ端社員も例のゾンビの登場シーンで驚きすぎて泣く。





全クリエイター必読の名著

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まさにゲーム版プロジャクトXというかルビコンの決断というかカンブリア宮殿というか、不安苦悩、挫折、衝突、焦燥、孤独、酒に溺れる、完成ギリギリで上司からの文句、悪い夢、寝汗、嫁も子供もいるので後戻りはできない等、非常に共感できる泣ける漫画となってます。



posted by 服部昇大 at 11:00| Comment(0) | 第1回〜第25回
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